Prefer A To Bはなぜthan不可?意味・語源・書き換え完全解説

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Prefer A To Bはなぜthan不可?意味・語源・書き換え完全解説
Prefer A To Bはなぜthan不可?意味・語源・書き換え完全解説
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🎵 Prefer A To Bはなぜthan不可?意味・語源・書き換え完全解説

英語学習を進めるなかで、多くの人が一度はつまずくのが「prefer A to B(BよりAを好む)」という表現です。「〜より」と聞くと、条件反射のように「than」を使いたくなりますが、なぜ「to」を取るのか疑問に感じたことはないでしょうか。

学校英語の暗記項目として片付けられがちなこのルールには、実は英語の歴史に裏打ちされた明確な論理が存在します。本稿では、大学受験やTOEICで繰り返し狙われる理由からネイティブの生きた使い分けまで、徹底的に解き明かします。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:「prefer A to B」は「BよりもAを好む」を意味し、前置詞「to」を使うのが絶対ルール。
  • 要点2:thanが使えない理由は、preferが「ラテン比較級」に由来し、比較対象をtoで示す性質を持つため。
  • 要点3:動名詞(-ing)と不定詞(to do)の使い分けや「would rather」への書き換えは受験・TOEICの最重要頻出項目。

【基本のキ】prefer A to Bの意味と使い方|日常会話からビジネスまでの鉄板ルール

英語の動詞「prefer」は、ある対象を別の対象と比較して「〜の方を好む」「〜の方を選ぶ」と意思表示する際に使われます。その代表的な構文が「prefer A to B」です。

この構文における最大のポイントは、日本語の語順と対比関係です。Aが「好む対象(第一希望)」であり、Bが「比較対象(選ばれなかった方)」となります。学校の授業や資格試験で「AとBのどちらが好きなのか」を取り違えるミスが後を絶ちません。

まずは基本となる例文で感覚を掴んでみましょう。

I prefer coffee to tea.
(私は紅茶よりコーヒーが好きです)
She prefers working from home to commuting to the office.
(彼女はオフィスへ通勤するよりも在宅勤務を好む)

ビジネスの商談や日常のカジュアルな雑談に至るまで、自分の嗜好や選択肢の優先順位を明確に伝えるための必須フレーズです。

なぜ「than」ではなく「to」なのか?ラテン比較級の語源から解き明かす理由

「比較級なのだから than を使うべきでは?」という疑問はごく自然な感覚です。しかし、英語の文法において「prefer A than B」とするのは完全な誤りと見なされます。この理由を理解する鍵が、英語史における「ラテン比較級」という概念です。

英語の一般的な比較(taller, more expensiveなど)はゲルマン系言語の流れを汲んでおり接続詞「than」を伴います。一方で、「prefer」はラテン語の「praeferre(前に運ぶ、優先する)」に起源を持ちます。ラテン語由来の比較を表す形容詞や動詞は、古くから比較の対象を示す際に前置詞「to」を結びつける規則を持っています。

同様のラテン比較級グループには、次のような重要単語が並びます。

senior to 〜(〜より年上の・先輩の)
junior to 〜(〜より年下の・後輩の
superior to 〜(〜より優れた)
inferior to 〜(〜より劣った)
prior to 〜(〜より前の)

「to」には元来、ある方向や基準へ向かう「矢印」のイメージがあります。「Bという基準に対して、Aを前に差し出す(優先する)」という語源的ニュアンスが、今も前置詞「to」として残っているのです。

動名詞・不定詞でどう変わる?preferを使う際の文法ルールと落とし穴

「prefer」の後ろに動作(動詞)を置く場合、「動名詞(-ing)」を使うのか「不定詞(to 不定詞)」を使うのかで文法構造が大きく変化します。ここが試験での最大の落とし穴です。

① 動名詞を用いる場合(最も標準的)
動名詞を並べる場合は、基本形通りの「prefer doing A to doing B」の形をとります。

He prefers reading books to watching movies.
(彼は映画を見るよりも読書を好む)

前置詞「to」の後ろには名詞相当語句が来るため、動名詞「watching」が自然に配置されます。

② 不定詞を用いる場合(toの重複を回避)
「prefer to do」という形自体は存在しますが、「AすることよりもBすること」と2つの動作を比較する際に「prefer to do A to do B」とすると、「to」が連続して極めて不自然な響きになります。

そのため、不定詞で2つの動作を対比させる際は、接続詞句「rather than」を用いて書き換えるのが鉄則です。

He prefers to read books rather than (to) watch movies.
※rather thanの後ろの不定詞「to」は省略されるのが一般的です。

「prefer A over B」や「would rather」との違いは?ニュアンスと書き換え技

英語の実務運用力を測る問題では、同義語や類似フレーズへの言い換え能力が試されます。「prefer A to B」とセットで押さえるべき表現を整理します。

【prefer A over B との違い】
現代英語、特にアメリカ英語のカジュアルな会話やビジネス文書では「prefer A to B」の代わりに「prefer A over B」も頻繁に耳にします。
文法的に最も伝統的で格式が高いのは「to」ですが、「over(〜を飛び越えて、〜の上に)」を用いることで、Aを圧倒的に優位に置いているという視覚的な強調ニュアンスが加わります。ただし、厳密な文法試験では「to」が正解基準となるケースが大半です。

【would rather を使った重要書き換え】
大学入試や英語資格試験で頻出なのが「would rather A than B(BするくらいならむしろAしたい)」への書き換えです。「would rather」の後ろには動詞の原形が直接続く点に注意してください。

I prefer staying home to going out.(prefer + 動名詞 + to)
I would rather stay home than go out.(would rather + 原形 + than)

この2つの構文のパーツ(to なのか than なのか、動名詞なのか原形なのか)を意図的に混同させる引っかけ問題が試験作成者の定番手口です。

【受験英語・TOEIC頻出問題】試験で狙われるポイントと実践例文まとめ

実際の試験現場でスコアを落とさないために、問われやすいパターンを頭に叩き込んでおきましょう。

【TOEICパート5頻出:空欄補充パターン】
設問文:Most consumers prefer organic products (   ) conventional ones.
選択肢:(A) than   (B) to   (C) against   (D) from
正解:(B) to
文頭の「prefer」を見落とし、比較の文脈だけで「than」に飛びつく受験者をふるい落とす典型問題です。

【定着を図る実践例文集】
Our team prefers agility to rigid processes.
(私たちのチームは硬直したプロセスよりも俊敏性を重視する)
Investors currently prefer bonds to high-risk equities.
(投資家は現在、ハイリスクな株式よりも債券を選好している)
I would prefer to discuss this matter in person rather than via email.
(この件についてはメールではなく対面で話し合いたい)

【prefer a to b】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:日常会話でうっかり「prefer A than B」と言ってしまったら通じませんか?
A1:意味自体は相手に伝わります。しかし、ネイティブスピーカーにとっては明らかな文法エラーとして違和感を与えます。知的な印象を保つビジネスや公の場では「to」を確実に使いましょう。

Q2:「prefer A more than B」という言い方は正しいですか?
A2:こちらも文法的には重複表現(冗長)とされ、誤りです。「prefer」自体に「more(より多く)」の意味が内在しているため、さらにmoreを付け足す必要はありません。「prefer A to B」で完結します。

Q3:preferの過去形・過去分詞・現在分詞のスペルで注意すべき点は?
A3:語尾の子音字を重ねます。過去形・過去分詞は「preferred」、現在分詞は「preferring」となります。「r」を1つ書き忘れるスペルミスが非常に多いため注意が必要です。

まとめ:直感を捨てて「to」を定着させる英語力向上のカギ

「比較=than」という思い込みは強力ですが、「prefer」の背後にある語源や文法構造を一度深く理解してしまえば、迷う理由はなくなります。

名詞や動名詞を並べるときは「to」、不定詞なら「rather than」、助動詞「would rather」に組み替えるなら「than」。このシステマティックな整理こそが、感覚頼りの英語学習から抜け出し、試験での確実な1点や正確なビジネスコミュニケーションへ繋がる決定打になります。 (出典: prefer a to b(Yahoo!ニュース)